はじめに
先日、記事を執筆している私も高専卒ということで、OBとして母校に、別の高専での採用活動に参加しました。
弊社では所属社員の1割が高専卒(24年4月時点)で、非常に多くの高専生を採用しています
高専の特徴
「高専」という言葉になじみのない方もいるかと思いますので、自身も在学していた経験から高専の特徴を3つあげてみたいと思います。
- 高校 + 2年 = 5年制の学校
- 高専1年生(=高校1年生)のうちから専門科目の授業がある
- 卒業には卒業研究を行い、論文を提出する
高専では非常に早い段階から専門的なことを学び始め、最後にはテーマを絞って研究を行い論文という形で提出し、卒業します。
このことから高専生は、自分が何を学習してきたか、何に対して知識・スキルを持っているかが明確になっていると言えます。
私は情報系を選択し、画像・映像に関する機械学習の分野で研究を行いました。
また、部活・サークル活動として競技プログラミングにも取り組んでいました。
ここで培ったプログラミング、ITに関する知識を活かし、現在はWebエンジニアとして業務を行っています。
高専での採用活動
高専での採用活動をしていると、上記の特徴を感じられる部分が多くあります。
特に
「○○という分野について学習してきたが、どういった業界で力を発揮できるか」
という質問を、非常に多く受けることです。
このような学生向けに高専では「業界研究会」を開催し、高専生の採用に興味のある企業と学生との会話の場を設けています。
高専に向けた採用活動では、この業界研究会への参加が主となります。
両サイドでの参加経験からそれぞれで感じたことをまとめます。
1.学生時代に感じたこと
- 学習してきたこと、得意なことを活かせる業界や、会社を探すことができる
- 採用担当者や社員と会話できるため、会社の雰囲気を知ることができる
- 会話を通して就職したい会社を選ぶことができる
2.採用側として感じたこと
- 学生と会話することで、何を学習してきたのか、スキルレベルを知ることができる
- 会話・質問を通して性格、姿勢などを見ることができる
- 会社や業務について会話・アピールすることで、採用につながる
- 時代の変化によって、今の世代が会社に求めていることを知ることができる
終わりに
学生時代の就職活動、現在の採用活動を通して改めて高専の良さを感じることができました。
弊社では高専に対し、積極的に採用活動を行っています。
学生の皆さん、業界研究会で見かけた際にはぜひお越しください。
企業の採用担当者の方はこの記事を期に、高専採用を検討してみるのはいかがでしょうか。
以上、高専での採用活動についてでした。